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普段私はお弁当を作ってもらう習慣がありません。
宿でまかないを食べたりしているためです。
つい先日、勉強会に参加するためにお弁当を作ってもらいました。
そしてその味は今でも忘れることがないくらいおいしさと優しさを感じるものでした。

普通に言ってしまえばただのおにぎりかもしれませんが
私にとっては大切な人が私の為に作ったおにぎりなのです。
そんな愛情が詰まった手作りのおにぎり、おいしいに決まっています:**:
コンビニのおにぎりももちろんおいしいですがおいしさの種類が違うのです。
そんな気持ちのこもったおにぎりのような料理を出すのが私の永遠の目標でもあり
料理を続ける目的でもあります。
一口食べただけで感じる優しさ。
高級食材を使ったところでこの優しさは感じられません。
食材の高い安いは関係ありません。
ようは気持ちの入れ方。
料理は作り手の気持ちを味わうものだと私は思っています。

私はそんな本物の料理を出し続けていきたい。
塩原温泉　四季味亭ふじや
板長　細井邦彦